峨山道巡行(がさんどうじゅんこう)

峨山道は、能登半島付け根羽咋市永光寺から門前町總持寺にいたる山道である。瑩山禅師の弟子峨山禅師によって開かれたとされる古道である。、「峨山往来」とも称し總持寺第二代峨山禅師が羽咋市永光寺の住職を兼ねていた頃、両寺を往来した山道である。禅師は毎朝未明に永光寺の朝課を勤め、13里(52km)の険峻な道を越えて、總持寺の朝の読経に間にあわせたという。待ち受ける總持寺ではゆっくりゆっくりとお経を読み禅師の到着を待ったという。気の遠くなるほどのゆったりとしたお経の読み方を真読という。總持寺だけに伝わる独特の経の読み方はこのことに由来している。古仏の往来したこの山道を是非歩いてみたい。以前よりの念願を果すべく御征忌随喜の因縁により今年は前二日は門前町主催の峨山道巡行に参加した。普段;
のウォーキングの成果が試されるときでもあった。                                                               

        

全行程52キロ(そのうち20キロ近くはバス移動)の出発は羽咋の永光寺。参加者は各所より永光寺にあつまってきます。山門下の大杉もやさしく向かい入れてくれているようです。
洞谷山永光寺は1312年瑩山禅師の開基。ここを能登の曹洞禅の第一修行道場とした。このあと、奥能登櫛比に總持寺を開き、後、そこを峨山禅師に譲り、ここで示寂。
出発式にさいして地元羽咋市長、主催の門前町町長やらの激励の挨拶があった。
さらに永光寺後堂老師の「雨模様であっても先達の威徳に、触れるためには最後まで完走することが肝要である」と激励されていよいよ出発となりました。お寺の梵鐘が鳴り響くなか100名もの行列が粛々と總持寺を目指して歩きはじめた。
途中何度もお目にかかる案内標識の第一号です。
永光寺本堂脇からはもう峨山道です。いきなりキツイ坂道の途中にあるのがこの五老峰。(五老峰とは瑩山禅師自らも含めて道元禅師やら師匠の徹通禅師など先哲五祖の遺品を安置したお墓)
五老峰を反対側に下っていく途中に坐禅石があった。
歩き初めて4キロくらいでしょうか、早くも休憩地に到着、ここは良玄寺という曹洞宗のお寺、あいにくお寺にはだれも居ませんでしたが本部で持参したお茶ひと息いれて再び本堂脇の峨山道に戻る。このあと雨に・・
さらに行くこと一時間くらいでしょうか。連光寺という他宗のお寺さん。ここではまごころこもるお茶や喉を潤す飴などがふるまわれ疲れが出る前の活力を与えてくださった。
峨山道は全コース未舗装、未整備、で狭い道が大半を占める。100人の行列だと先頭と最後尾では数百メートルも差がついてしまう。常時無線で連絡をとりあう実行委員の方は大変です。
すぐ脇を能登有料道路が走っています。
秋の野草の生い茂る山道を黙々と總持寺に向けて歩を進めます。
もうほとんど道などというのは名ばかり、こんな場所も随所にあらわれます。ウォーキングの感覚ではありません。このあたりではもう登山と化していました。
休憩所に実行委員の人がバナナや梨、リンゴの果物を用意してくださり疲れた体にさらに活力を与えてくれます。無料ですがなぜかビールだけは200円徴収。結構買って飲む人がいるのには驚いた。私などはとてもアルコールなんぞ入ったのでは歩行困難になってしまう。
農道らしき道とも併用になっています。轍のところは先ほどの雨でときおり水溜りできて歩きにくいことにおいては大差なし。
コースも半分以上進んだでしょうか。峨山道碑の文字が見覚えのある懐かしいものになってきました。この標識文字はもと祖院監院、故鷲見透玄老師のものです。
山あり谷ありはまだまだ続く、枝打ちされた木々の間を自然と一体になって歩む。会話をするでもなく風景を楽しむというのでもなく、只歩き続ける。これは托鉢による心境と会い通じるものがある。網代笠の中の自分だけの世界を作り上げることが出来るのだ。
地名はほとんどわからないがこのダムはもう穴水町と門前町の堺にあるらしい、もう祖院は近い!
ここからまたかなり急な山道になった。
能登半島でもかなり高い山にはいりそうなこの山はその名を峨山と呼ぶ、どこかにそう書いてあったような。コース中ここの眺望が一番でした。 
ヤ〜ッホー!の声も後ろから聞こえた。皆さんまだまだ元気です。
山の頂上には観世音菩薩が労をねぎらうかのように暖かい微笑みで迎えてくれた。
30数キロを走破して總持寺祖院の門をくぐります。あと100メートルでゴール感激の一瞬です。

只今峨山道巡行の皆様到着です。本堂内からこのような声が聞こえてきました。と同時に花火一発!この後参加者一同は記念写真撮影、お茶の点心、太祖堂に上がって法要をうけ焼香します。σ(^_^;) はここでウォーカーから僧衣に着替え随喜寺院として法堂にて両班にて随喜です。 



ここで記念撮影をしてσ(^_^;) はお別れ